ストリーミング配信
2020年11月


これからの舞をつくる。

安息を祈り
目覚めを願う舞が、
暁のいま
オンラインに誕生。

テクノロジーをまとう
獅子と仁人の舞を、
沖縄宜野座から
ストリーミング配信。

わたしたちは、なぜ舞い踊りはじめたのか。

舞、それは太古から続いてきた豊穣への感謝と安寧への祈り。自然からの恵みと人智を超えた畏怖が隣り合わせるこの世界で、人類は舞踊により願いを立て、厄災を乗り越えてきました。

わたしたちは、なぜ舞い踊りはじめたのか。そしてわたしたちは、どこにいくのか。色を、音を、言葉を得たわたしたちは、喜び、悲しみ、怒り、信じ愛して、生きて死ぬ。その営みはいつの世でもかわらないに違いない。伝承の起こりに思いを馳せ、継承を学び、そして古きに新しきを取り入れた発信が、わたしたちのこれからを示す道しるべになるのではないかと考えました。

現代芸能プロジェクト「獅子と仁人」は、これからの舞をかたちにします。金銀の獅子2体とダンサー2名の身体によって生まれる超越的な映像表現を、声とピアノの生演奏にのせて、ストリーミング配信により世界へ発信します。3Dプリンティングによる獅子の製作、獅子の舞およびダンスの身体表現にリアルタイムでCG合成するAR表現(拡張現実)やワンカメラワークなど、デジタルテクノロジーを積極的に取りいれた表現領域へ踏み出します。

2020年に世界を襲った新型コロナウイルスは、わたしたちの生活を一変させました。おなじく文化芸術表現も、制作プロセスや発表手段そして存在価値に変容を迫られています。

伝統芸能とメディアアート表現、沖縄と東京、演者と観客、オンラインとオフライン。時と場をまたぎ、手をとりあって呼応しあうあたらしい交歓の姿が、わたしたちの明日への希望になることを願います。

現代芸能「獅子と仁人」
ストリーミング配信版(配信終了)
The Ancient Lion and Modern Man

配信会場
宜野座村文化センター がらまんホール
配信日時
2020年11月6日(金)19時
2020年11月7日(土)20時
2020年11月8日(日)14時

Making documentary

Credit

獅子と仁人
ストリーミング配信

令和二年度 文化芸術活動の継続支援事業

銀獅子
島袋拓也(創作エイサーLUCK)
浦崎直史(創作エイサーLUCK)
金獅子
上江洲安秀(龍神伝説)
儀間勇樹(創作エイサーLUCK)
仁人
皆川まゆむ、森井淳
鎌野愛
音楽
畑中正人
演出
タグチヒトシ(GRINDER-MAN)
振付
伊豆牧子(GRINDER-MAN)
ビジュアルデザイン
WOW
獅子造形アーティスト
松岡象一郎
獅子造形アシスタント
中村希世、百瀬仁郎、山本日和
獅子造形3Dデータ生成
株式会社TAPP
衣装デザイン
中村実樹
映像演出
谷口勝也
映像演出システム
高鳥光
舞台監督
小山田サトル
照明
藤原康弘
音響
福岡功訓
映像送出および映像配信
永渕裕康、弘重雄一、高橋美里、住田真、輿那覇洋
配信音声
小林高治
演出助手
小山柚香
会場ディレクション
小越友也
制作
田村孝史、仲之條紗織、天野悠二
広報
砂川和也、崎谷果梨、比嘉千穂
記録写真
仲間勇太
翻訳
William Andrews
企画
株式会社イッカク
企画協力
伊藤耕太
会場
宜野座村文化センター がらまんホール
協力
菅原一樹、森下祐紀、平野尊治、桐山登士樹
龍神伝説、株式会社ジーエム、テレビマンユニオン、ライノスタジオ、株式会社ストロベリーメディアアーツ、株式会社Flysound、株式会社ハレトケ、富山県総合デザインセンター、株式会社ハコスコ、八ヶ岳スタジオ、NOIPLUS
助成
芸術文化振興基金
共催
宜野座村文化のまちづくり事業実行委員会(がらまんホール)
主催
株式会社イッカク