劇場公演
2022年11〜12月 沖縄・横浜

金銀の現代獅子が舞い、仁人が踊り
XR演出が鑑賞体験を拡張する

現代芸能「獅子と仁人」は、アジアにひろく伝わる芸能「獅子舞」をもとに、デジタル時代における舞台芸術のあらたな鑑賞体験の創造に挑むプロジェクトです。2020年11月に沖縄県宜野座からオンライン配信で誕生した金と銀の現代獅子は、オンデマンド配信そして屋外パフォーマンスへと活動の場をひろげ、2022年11〜12月にプロジェクト初となる沖縄と横浜の2箇所を巡る劇場公演に挑みます。

現代獅子の輪をひろげたい!獅子のサポーターを募るクラウドファンディングが目標金額を達成しました!

獅子と仁人 沖縄公演

2022年11月12日(土)/13日(日)

会場=宜野座村文化センター がらまんホール

獅子と仁人 横浜公演

2022年12月23日(金)〜27日(火)

会場=KAAT 神奈川芸術劇場 大スタジオ

沖縄獅子とバレエそしてXR(クロスリアリティ:拡張現実)が
舞台空間でひとつになる
古きと新しきが呼応する、誕生と継承の物語

沖縄での滞在制作を経て、今年2022年11月に宜野座文化センターがらまんホール(沖縄県)で大きな拍手喝采とともに終演した本作が、横浜の地に舞い降ります。
本作のテーマは「気配」。観客は、舞台上のパフォーマンスと実際には「そこにない」XR表現(クロスリアリティ:拡張現実)による映像のインタラクティブ演出を同時に鑑賞します。出演は、沖縄獅子の舞手による勇壮な金銀の現代獅子と、情感あふれる男女のバレエダンサー。そこに繊細なピアノと躍動するタップダンスによるライブセッションが重なり、さらに舞台上を動きまわるカメラが、オリジナルのAR合成システムによる「動く舞台装置」をリアルタイムに生成します。
神の化身か、もののけか。見えないもの聞こえないものがわたしたちを超えていく。デジタル時代のいまを先駆ける、古きと新しきの融合による芸能文化の取り組みに、どうぞご期待ください。

劇場公演 獅子と仁人 沖縄公演(終了)

2022年11月12日(土)/11月13日(日)

開場 14:30 開演 15:00

会場
宜野座文化センター がらまんホール
沖縄県国頭郡宜野座村宜野座314-1

劇場公演 獅子と仁人 横浜公演(終了)

2022年12月23日(金)〜12月27日(火)

12/23(金)19:00開演
12/24(土)14:00開演
12/25(日)14:00開演
12/26(月)19:00開演
12/27(火)14:00開演
※開場は開演の30分前

会場

KAAT 神奈川芸術劇場<大スタジオ>
神奈川県横浜市中区山下町281

アフタートークセッション

公演終了後に出演者や製作チームによるトークセッションを全日程に開催しました。

12/23(金)
バレエと沖縄獅子の出会い
タグチヒトシ(構成・演出) 鈴木絵理・田中俊太朗(バレエ) 赤嶺豪・照屋大地・吉田翔・當山柚人(沖縄獅子)
12/24(土)
音楽から観る獅子と仁人
タグチヒトシ(構成・演出) 畑中正人(音楽) 杉本亮(ピアノ) 米澤一平(タップダンス)
12/25(日)
AR演出システムギーク解説
谷口勝也(AR演出デザイン) 高鳥光(AR演出プログラミング)
12/26(月)
現代獅子の生い立ち
タグチヒトシ(構成・演出) 松岡象一郎(獅子造形)
ゲスト=真壁成尚(WOW) 小越友也(がらまんホールディレクター)
12/27(火)
これからの芸能
タグチヒトシ(構成・演出)
ゲスト=小越友也(がらまんホールディレクター) 小岩秀太郎(公益社団法人全日本郷土芸能協会 常務理事)

現代獅子の輪をひろげたい!2代目の金と銀の獅子のサポーターを募るクラウドファンディングが目標金額を達成


沖縄公演でお披露目した2代目の金と銀の現代獅子のサポーターを募るクラウドファンディングのチャレンジが、目標金額を達成しました
獅子のこれからを応援してくださる皆さんと出会いたい。芸能文化のあらたな取り組みを一緒に創っていきたい。クラウドファンディング限定のオンライン配信観覧やオリジナルてぬぐい、千社札を獅子に直接貼る「千社札献納」など、公演と連携したクラウドファンディングを12実施しました。
終了4分前に¥1,500,000ぴったりの目標金額を達成いたしました。79名の皆さまのご支援に、こころより御礼を申し上げます。


横浜公演「獅子と仁人」オンライン配信

クラウドファンディング限定で「獅子と仁人」横浜公演のオンラインライブ配信を開催します。横浜から世界へ、リアルタイムで配信する本作の、劇場観覧とは一味違った没入体験をお見逃しなく。

ライブ配信:2022年12月25日(日)
見逃し配信:2023年1月8日まで(クラウンドファンディング限定)

Profile

クリエイティブ

GRINDER-MAN(構成・演出・振付)
アートグループ。演出・振付を駆使して生みだすのは「いま・ここ」の身体表現。東京を拠点に、国内および海外の劇場、美術館やアートフェスティバルでの舞台作品やメディアアート作品の発表から、ライブツアー演出やプロモーションイベントのクリエイティブプランニング、映像の振付およびキャスティングまで、幅広く活動している。メンバーは演出家のタグチヒトシと振付家の伊豆牧子。文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品「HERO HEROINE」東京都現代美術館(2020)長崎県美術館(2020)台湾Taoyuan Art Festival(2019)ほか。grinder-man.com

WOW(ビジュアルデザイン)
東京、仙台、ロンドン、サンフランシスコを拠点に、広告における多様な映像表現から、様々な空間でのインスタレーション映像演出、メーカーと共同で開発するユーザーインターフェイスデザインまで、幅広いデザインワークをおこなう。さらに、オリジナルのアー ト作品やプロダクトを国内外で多数発表。 作り手個人の感性を最大限に引き出しながら、 ビジュアルデザインの社会的機能を果たすべく、映像の新しい可能性を追求し続けている。 https://www.w0w.co.jp/

ライノスタジオ(AR演出デザイン)
リアルタイム・コンピュータ・グラフィックスを専門とする制作スタジオ。ゲーム制作を専門とするメンバーが集まり2005年に設立。あらゆる想像や情報をリアルタイムでインタラクティブなコンテンツとして具現化することに日々力を尽くしている。制作にたずさわった作品に、VR演劇作品・小泉明郎「縛られたプロメテウス」(2019)、バーチャルライブ「初音ミク「GALAXY LIVE 2020」(2020)、空間移動型VR「VR ABAL: DINOSAUR」(2017)、PS4専用ゲーム「Bloodborne」(2015)、PS3専用ゲーム 「AFRICA」(2008)など。
https://www.rhino-studios.com/

松岡象一郎(獅子造形)
東京工芸大学短期大学部写真応用科卒業、株式会社ジーエム代表。特殊メイクの技術を主軸に、造形やファッションなど様々なジャンルを融合させ光ファイバーやシリコンなど最先端の素材を取り入れる事により、他の追随を許さない独自の世界を構築。CM、映画、音楽、ファッション、ブランド広告など様々な媒体を手がけ、あらゆるジャンルのクリエイティビティを支えている1人である。2022年11月29日〜12月25日まで西武渋谷店にてショーウインドーふくむ館内各所にて作品を展示中。 http://gm-atelier.com/

出演

NEO Ryukyu(沖縄獅子)
エイサー・琉舞・獅子舞・三線、脈々と受け継がれてきた琉球芸能の革新を目指す沖縄エンターテイメントチーム。「沖縄の芸能を、世界のエンターテイメントに!」をテーマに、世界に誇るべく琉球芸能の数々をコンパクトに集約。伝統的要素を守りつつオリジナルの舞台演出をプラス、新たな可能性を追求し進化させている。2022年「沖縄芸能マグネットコンテンツ育成事業」「文化資源を活用した沖縄観光魅力アップ支援事業」に採択。

創作エイサーLUCK(沖縄獅子)
2007年専門学校沖縄中央学園のエイサーサークルとして結成。卒業を機に「創作エイサーLUCK」として旗揚げ。現在は、沖縄県本島北部、宜野座村を拠点に活動。沖縄の地域芸能として親しまれてきた、エイサーや獅子舞、沖縄の先人たちが築き上げてきた文化・琉球の心を大切に、新しいスタイルを取り入れながら、新たなる舞台・感動の創出に取り組んでいる。

鈴木絵理(仁人・バレエ)
6歳よりバレエを始め、中学高校の頃にはコンクールでスカラーシップを多数受賞。アメリカやドイツに短期留学しコンテンポラリーやJazzも学ぶ。2014年にLOCKダンサーのZabuと出会い、ペアダンス「New Style Hustle」のペアを結成。日本人初のヨーロッパツアーを行い、2019年にはNYで行われた大会では世界一を獲得。また、アーティストへの振付を行うなど、個人でもバレエダンサーとして活動の幅を広げている。

田中俊太朗(仁人・バレエ)
ダンサー。京都でバレエを始める。ウクライナキエフ国立バレエ学校留学、チャイコフスキー記念東京バレエ団、ロシアモスクワインペリアルロシアンバレエ団、新国立劇場バレエ団を経て現在フリーランスダンサー。バレエウェアブランドotonorito代表、バウンドプロモーション所属、YOHAKU アートディレクター。

畑中正人(音楽・サウンドデザイン)
北海道浜頓別町出身。独学で作曲、ピアノ、音響学を学ぶ。95年より札幌市を拠点にキャリアをスタート。舞台音楽やイベント、企業VPや広告音楽、建築空間の為のサウンド・デザインなどの分野で作品を手がける。02年よりドイツに拠点を移し活動。ハンブルクバレエ団プリンシパル・ダンサーに多くの楽曲提供をする。帰国後も、東京スカイツリー「天望回廊」のサウンド・デザイン、第10回札幌国際短編映画祭のテーマ曲制作、神奈川県水族館「カワスイ」の館内音響設計など、多岐に渡り活躍中。 http://www.hatanakamasato.net/

杉本亮(音楽・ピアノ)
1988年生まれ。ピアニスト、キーボーディスト、作曲家。ジャズをはじめ、ブラジルやキューバ、アルゼンチンなどのラテン音楽から電子音楽、即興演奏など幅広いジャンルの音楽を演奏している。2022年5月にソロアルバム『fragments』をリリース。ボーカリストのyuukitakamiとのユニット「aqubi」を主宰。その他TAMTAM、Emerald、古川麦、湯川潮音、荒内佑などのサポートでも活躍中。

米澤一平(音楽・タップダンス)
TAPDANCEの音や音を扱う身体の技術をベースにパフォーマー/音楽家/企画者/教育者/セッションアーティストとしてマルチに活動する。2017年よりライブハウスや劇場ではない新たなスペースを活用し、様々なジャンルの身体表現者や音楽家、アーティストとの即興を用いたライブコラボレーションが生み出すエネルギーから演者/鑑賞者の感覚拡張や新たな表現/対話の可能性を試みながら多様な実験企画、領域横断の発表の場を設ける。

鎌野愛(音楽・声)
作曲家/ボーカリスト。東京と八ヶ岳を拠点に、歌や声で出来る表現の可能性を追求し、本格クラシックからバンドまで幅広い分野で活動を行う。2016 年 2 月まで「ハイスイノナサ」のボーカル、キーボードとして活躍。テレビアニメ「東京喰種トーキョーグール√A」の主題歌(楽曲:österreich)やEテレ特集「桜守の遺言」をはじめ、数多くのテレビ番組や企業イベント、広告等に歌声を提供。2019 1st full album「muonk」、2022 2nd full album「HUMAN」をリリース。 http://kamanoai.com/

Credit

劇場公演 獅子と仁人(横浜)

金獅子
赤嶺豪(Eisa-Crew CROWN)、照屋大地(NEO Ryukyu)
銀獅子
吉田翔(NEO Ryukyu)、當山柚人(NEO Ryukyu)
仁人
鈴木絵理、田中俊太朗
カメラ
酒本凌、加部壮平
音楽
畑中正人、杉本亮、米澤一平、鎌野愛
構成・演出
タグチヒトシ(GRINDER-MAN)
振付
伊豆牧子(GRINDER-MAN)
ビジュアルデザイン
WOW
獅子演出
島袋拓也(創作エイサーLUCK)、与那覇仁(NEO Ryukyu)
AR演出デザイン
谷口勝也
AR演出プログラム
高鳥光
ARアバタースキャン
A440
獅子造形アーティスト
松岡象一郎
獅子造形アシスタント
中村希世、百瀬仁郎、梅田翔太、伊波里紗
獅子造形3Dデータ
株式会社TAPP
衣装デザイン
中村実樹
舞台監督
大鹿展明
照明
田代弘明
音響
福岡功訓
配信
江口拓人
宣伝美術
大濱美和
制作
田村孝史、三橋俊平、宮﨑有里
助成
芸術文化振興基金
後援
全日本郷土芸能協会
共催
宜野座村文化のまちづくり事業実行委員会
主催
株式会社イッカク

Project History

2022年12月
劇場公演「獅子と仁人」
主催=イッカク 会場=KAAT神奈川芸術劇場(神奈川県)
2022年11月
劇場公演「獅子と仁人」
主催=宜野座村文化のまちづくり事業実行委員会 会場=宜野座文化センターがらまんホール(沖縄県)
2022年7月
野外パフォーマンス「獅子と仁人」
主催=東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 会場=上野恩賜公園(東京都)
2021年12月
イベント出演「TOKYO LIGHTS」
主催=東京都 会場=明治神宮外苑総合球技場軟式球場(東京都)
2021年7月
街頭パフォーマンス「獅子と仁人 渋谷の舞」
アーツカウンシル東京「Tokyo Tokyo FESTIVAL未来提案型プロジェクト支援助成」 会場=渋谷駅周辺4箇所(東京都)
2021年4月
オンデマンド配信版発売「獅子と仁人」
文化庁「文化芸術の収益強化事業」 Vimeo On Demand
2020年11月
ストリーミング配信版発表「獅子と仁人」
文化庁「文化芸術の継続支援事業」 YouTubeストリーミング

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